トレイルランレースの安全・安心を実現するために
FunTrails RESCUE Teamを結成
2017年FunTrailsの大会で悲しい事故が発生しました。その後「万が一の事故の時、どうすれば怪我や被害を最小限に抑えることができるのか?」ということを考えてきました。トレイル上で発生する怪我や病気を100%防ぐことは不可能です。
次のような考えを実現するためにFunTrailsは、独自にRESCUE Taemを編成して大会の傷病者対応を行っています。
- 選手の進行状況を把握し、適所へのマーシャル配置
- 傷病者の発生を共有できる通信ネットワーク
- 傷病者発生時に救護ランナーと機動救護チームによる適切な活動
- 野外における救助、応急手当スキルアップ
- 傷病者の搬出、輸送と医療機関への迅速な引継
- 多くの選手やスタッフ、ボランティアの皆さんが安心して参加できる大会
FunTrails RESCUE Team 組織体制(救護チーム・無線チーム・輸送チーム)
FunTrails RESCUE Teamの体制は、医療担当、救護指令、機動救護隊、FR(救護ランナー)、無線管理、人員輸送などの役割で構成されています。
医師、看護師、救急救命士、山岳ガイド、応急手当指導員など専門的な資格や知識、スキルを持ったメンバーが揃っています。
また、地元の警察、消防署、提携病院と事前に情報共有を行い緊急事態に備えています。
代表的な活動実績
◼️ FunTrails Round 秩父&奥武蔵 100K/50K
◼️ FunTrails Round みなの 50K/30K
◼️ あやべ水源の里トレイルラン
◼️ くだまつ笠戸島アイランドトレイル
◼️ 広島湾岸TRAIL RUN
◼️ 奥信濃100
◼️ ARC’TERYX クライミングチャレンジ
※1)バイスタンダー
( 現場に居合わせた人 )
※2)FR = First Response Runner
(現場まで迅速に向かい、応急手当を行う救護ランナー)
いち早く傷病者のもとに向かうマーシャル、スイーパーの存在
マーシャルは、コース内の担当エリアを設定されたペースで移動します。
そのためコースを熟知する必要があります。選手の様子を見て声掛けしたり、コース状況を確認して危険箇所では注意喚起を行います。
緊急事態発生の場合は現場に急行し発生地点や傷病者情報を発信。FR(救護ランナー)、機動救護と協力して傷病者の応急手当と搬出などを行います。
スイーパーは最終選手に付いてコースを進みます。最終選手を完走に導いたり、体調の変化に気を配ります。緊急事態発生時には適切な応急手当の対応が求められます。
トレイルランニングの安全・安心には、必要不可欠なバイスタンダーの役割
多くの選手がコース上を走っています。そのため傷病者の発見は選手である場合が多く見受けられます。
最初に傷病者を発見し対応する人をバイスタンダーと言い、その人が適切な対応を取る事で人命救助や怪我の悪化を防ぐことができるのです。
トレイルランニング中に傷病者を発見。「あなたは何ができますか?」
FunTrails では応急手当を実行できるバイスタンダーを一人でも多く増やすために独自のカリキュラムを準備し2023年から野外救命講習を開催しています。
FAMR(First Aid Mountain Runner)講習は、ひとりでも多くのトレイルランナーに習得して頂きたい内容です。
お問い合わせ先
FunTrails 合同会社(LLC)
〒354-0041 埼玉県入間郡三芳町藤久保826–19シャトータカハシ101
Mail:info@fun-trails.com
HP:http//fun-trails.com